バイビットのコールドウォレットがハッキング被害

2025年2月2日、
驚きのニュースが入りました。
暗号資産取引所の大手であるバイビット(Bybit)が、
イーサリアム(ETH)のコールドウォレットに対するハッキング被害を受け、
約14.6億ドル(約2,200億円)相当の暗号資産が不正流出したことを明らかにしました。
バイビットのCEOであるベン・ジュー(Ben Zhou)氏が、
2月21日(日本時間2月22日0時44分)にXで発表したものです。
この記事では何が起こったのかをわかりやすく解説します。
暗号資産と安心してつきあっていくために大事な知識となります。
是非このまま読み進めていってください。
バイビットとは
バイビット(Bybit)は、
シンガポールで創設され、
現在はドバイに本社を構えるグローバルな暗号資産取引所です。
流出した暗号資産の詳細
今回のハッキングによって、
以下の暗号資産が流出したと報告されています。
- 約401,000 ETH
- 約90,000 stETH
- 15,000 cmETH
- 8,000 cETH
影響を受けたのは、
バイビットのイーサリアムのコールドウォレットのみ。
ホットウォレットや他のコールドウォレットには影響がなかったとのこと。
ベン・ジュー氏は、バイビットの出金システムは通常どおり機能しており、
顧客の資産には影響がないと強調しました。
顧客資産への影響と対応
ジュー氏は、「すべての顧客資金は安全であり、通常どおりの運営を継続している」と述べ、
セキュリティチームが専門家と協力して調査を進めていることを明らかにしました。
また、バイビットはハッキングによる損失をカバーできる資金力を有しており、
顧客資産は1対1で裏付けられているため、
取引所の支払い能力に問題はないと説明しています。
ハッキングから約12時間後、
すべての出金が正常に処理され、
出金システムが通常運用に戻ったと報告されています。
今後の対応
バイビットは、
今後数日以内に完全なインシデントレポートとセキュリティ強化策を発表する予定です。
世界で6,000万人以上のユーザーにサービスを提供するバイビットは、
ビットコインやイーサリアムを含む多様な暗号資産の取引を可能にしています。
今回のハッキング事件は、暗号資産取引所のセキュリティ対策の重要性を改めて浮き彫りにしました。
今後のバイビットの対応に注目が集まるところです。
まとめ
暗号資産に関わっていく上で、
このようなリスクはつきものです。
だからと言って、
暗号資産は怖い
と終わらせてしまうのは非常にもったいないこと。
正しい知識をもち、
そしてセキュリティ対策をしっかり行いながら暗号資産の世界を一緒に楽しんでいきましょう
ビットコインのリスクについてはこちらの記事で解説しています。
